canio’s blog

モデラー/フィギュア原型師・太刀川カニオのブログです。

1/32ストライカー発進ユニットジオラマ その二

前回に引き続きストライカー発進ユニットの整備兵フルスクラッチですが、
前回の状態からエポキシパテでディテールを追加して
タミヤパテで微調整と表面処理をしつつ仕上げていきます。
今回はジオラマワンオフなのでこんなもんかなぁと完成っ・・・
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「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
完成と思ったその途端に床に落とし、その拍子に折れた足が消えた…
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…」 Σ(゚д゚lll)

フィギュア本人も驚いているように見えますが(苦笑)
ということで足は造り直します(´д⊂)

エポパテが乾く時間までもう一体を作り始めましょう。
いつもの造形粘土でのタペストリー工法は立ち姿には大変有効ですが、
その応用で複雑な姿勢も作れるのです。
良い機会なので練習を兼ねて立ち膝姿勢のフィギュアを。
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複製の粘土埋めと同じような要領で表のヘラ造形と裏の削り出しのラインを決め
板上の粘土に細工を施していきます。
ヘラが入らないのでヘッドと左腕はあとで追加とします。
焼く前に写真の様に周囲の余分な粘土をトリミングして板ごと焼きます。
ちなみにこれはカマボコ板です。
焼いたら板から剥がして裏側を今度は彫刻で作っていきます。
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このプロスカルプは焼いては盛ってさらに焼く、追い焼きが容易にできます。
あらかた削り出してから左腕部分に粘土を盛って左腕を作ってから焼き、
別に作って一度焼いたヘッドを針金で差し込んで首を造形してまた焼く。
粘土では粘度の調整がしづらいので細かいディテール工作は難しいので
プロスカルプでの工作はこの辺までとして、このあとはエポパテで仕上げていきます。

つづく