『1/20ビキニアーマー よし子』制作ガイド
山下しゅんや先生デザインのカニオミニチュアズ・オリジナルレジンフィギュアキット
1/20『ビキニアーマーよし子』製作のポイントを書いていきます。
パーツ図
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ゲートトリミングの参考にパーツAとCのアップです。パーツCの団子裏のボッチは残しておくとマントDとの位置決めに使えます。取り付け角度は絵を見て決めてください。
ミリタリーQ’tys #2 『バーニー』 製作ガイド2
『これだけは作ろうっ!
(『バーニー』ちゃんをつくろう2)』
只今絶賛発売中のミニマムファクトリー・ミリタリーQ’tys 第2弾『バーニー』ちゃん。
前作『ネーネ』より進んだ多色成型・瞳デカール付きなのでそのまま組んでも楽しめるキットです。
が、折角プラモデルなんですから改造も楽しんで欲しいっ!
ということでキットのインストに登場する通称『ふむふむバーニーちゃん』を往年のタミヤニュース『これだけは作ろう』的なノリで、ちょっとしたチャレンジを含む簡単改造で作ってみたいと思います(^^)
まずいきなり最難関の顔改造なんですが、口をオチョボ口にします。鼻から下にタミヤ溶きパテを筆で盛っていきますが、鼻と鼻の真下から上唇の先端まではそのまま残し、そこを基準にオチョボ口を作ります。
鼻は弄ってしまうと再整形が面倒なので触りません。ほっぺたを膨らます要領でパテを盛り、口の両端も埋めてしまいます。下唇にも盛って幅を詰めます。
前回作例でも触れましたが前回は削りだけで済ませた顎のライン修正、今回はパテ盛りして顎のラインを前に出してみました。オチョボ口にしない場合でもこのライン修正は有効です。
続いてポージング変更です。スカーフと首の間、右肩、右手首、左ひじ、左手首でカットして真鍮線でつなぎ両端面を削ってポースを付けます。原画を見るともっと首を右へ傾げたいところですが、これ以上傾けると髪の流れが重力方向と合わなくなり、それを直すと大手術となるので、違和感が出ないギリギリのところまで右へ起こします。両腕ももっと近寄せたいですが、肩位置の変更はやはり大手術を要するので腕だけの変更で寄せられるところまでとします。手首から先は手首の角度と向きを変えるだけでそのまま使います。簡単改造でイラストに似せるはこの辺りが限界ですね。 フィギュアキットの改造一般に言えることですが、違和感の出ないラインの見極めは大事です。どこかを拾えばどこかは捨てる。ポーズやディテールを追い過ぎるあまり対象に似るどころかヒトの形に似てないってことや、あり得ない服を造ってしまいガチなので要注意です(^^ゞ
全体の傾きを向かって右へ少し起こすために
右脚のレギンスの上で1ミリ程カットしました。その分右脚が短くなりますがパッと見ではわかりません。重心を変えると雰囲気がグッと変わるので効果大です。この場合では敢えて↑で言ったことと反してヒトの形を捨てることになりますが(^^ゞ
エポキシパテで隙間を埋めつつ、スカーフや左袖の形を整えたら改造は完成です。左腕の胴体へのすわりをよくするために左腕に接する胴体部分を凹に削っています。この段階で帽子、前髪、顔+後ろ髪、右腕、左腕、胴体、スカーフ、ピストルの8パーツ分割状態。塗装しながら組み立てていきます。
顔塗りです。後ろ髪を接着して置くと持ち手になって便利です。前回作例と同じく肌はファレホ、目や眉は油彩です。
目はモールドいっぱいにちょっと大きめに描きました。唇のぽってり感はしゅんや先生の画集の絵を色々見て塗ってみました。
ちょっとふむふむというよりびっくりな感じになりましたが可愛いから良いでしょう(^^ゞ 色が着くと顎のラインの感じが前回作例と違うのもわかりやすいと思います。
さて塗り上がりです。二人目なので今回はカラーバリエでベレーは赤に。流石に英軍モチーフなのでこれも似合いますねぇ(^^) 肌は前作同様ファレホの筆塗りですが、毎回同じじゃ面白くないので今回はシャツとスカートを苦手なタミヤアクリルで塗ってみました。
下地を泣かしてブレンディングするような塗り方でなくアニメ絵のようによく見ると色の境がハッキリ分かるような塗り方ですね。タミヤアクリル、ガッシュ、ファレホと同じアクリル系なのですが扱い方は全く違います。たまに違う画材を使うのも面白いものです。発色は他に較べてないですがちょっと落ち着いた色味がレッドベレーと合いますかね。
バックビュー。髪は大胆に濃淡で色分けると立体感が出ますね。もうちょっとハイライト足したいですかねぇ。後で時間があったら手を加えてみます。おパンツはオリジナルでもこのくらいチラ見えします(^^ゞ
今回は簡単改造でインストのイラストそのままというわけにはいきませんでしたがこれにて完成とします。
いかがでしたでしょうか。ミニマムファクトリーのミニチュアフィギュアプラモデルという新しいアイテム。 皆さんも楽しんでくださいませー(`▽´)/
イエローサブマリン秋葉原店にて、このミリタリーQ’tysシリーズを含む『ミス・ミニマムファクトリー・コンテスト』の開催が決定! 現在作品を受付け中ですっ 審査員には山下しゅんや先生やMAX渡辺さんもっ! 皆さん奮ってご参加くださいましっ。
ミリタリーQ’tys #2 『バーニー』 製作ガイド
『バーニー』ちゃんをつくろうっ!
只今絶賛発売中のミニマムファクトリー・ミリタリーQ’tys 第2弾『バーニー』ちゃん。
前作『ネーネ』より進んだ多色成型・瞳デカール付きなのでそのまま組んでも楽しめるキットですが、折角のプラモデル・フィギュアですからプラモデル的にもうちょっと踏み込んで作ってみたいと思います。
やっぱり人形は顔がイノチ。ちょっと気になるのは顎のラインですね。左がキットオリジナルですが、金型分割の関係で顎のラインが少し後ろに入っちゃっててイビツになってるので角を落とす要領で削ってやります。右が施術後になります。ちなみに瞳はコピックで仮描き。作業の時はちょっと描いてあった方が感じが分かっていいですね。
顎はご覧の通り一番下のラインの出っ張りを基準に少し顎を引いた感じに仕上げると綺麗にまとまりますね。この作例は削りだけでやってますが、出来る人は逆に少しパテ盛りして顎のラインを前に出した方が原画には近くなりますね。
顎のライン自体はイジってないのが分かると思います。このようにやや斜め上から光を当てた時に顎のラインの上に出来る影のラインが目立たなくなるようにエッジにペーパー掛けしていく要領です。これら画像を参考にしてくださいまし。
多色成型が楽しいキットなので成型色を活かした簡単仕上げもこのシリーズの魅力ですが、ここは折角なんでガッツリ塗りこんでみたいと思います。 全身サフを吹いてパーティングラインを見つけて仕上げていきます。金型の精度が良いのと色プラの利点かもしれませんがサフを吹かないと見えないパーティングラインが結構あります。塗り始めて「あっ」ってことにならないためにもサフ吹きはオススメです。 重なる脚の間はパテで隙間をきっちり埋めた方がムチムチ感が増して良いと思います。
もう一つ手を入れたいポイントとしては指ですね。この手つきをインジェクションで抜ききるのはやはり難しかったようで指先はパーティングラインも重なることもあり結構潰れてしまってます。目立つところだけで良いと思いますが、形を指らしく削ってやると見栄えがかなりよくなると思います。
顔の塗装は作り手の個性を出しやすいところなので一手間かけたいポイントですよね。まだ製品版が手元に届いておらず瞳デカールがないのでこれは手描きしてますが、デカールを貼ってそれをガイドにリタッチすれば左右対称などにに気を使わずとも良いし作業しやすいかと思います。
塗り上がりました。肌はファレホ、服はガッシュです。ゴーグルにはクリアを流しました。顔横の遅れ髪?にはモールドがなくてちょっとさびしいので髪の流れをちょっと描き足しています。
塗装完です。全身筆塗りのコッテリ仕上げです。 生脚もファレホによる筆塗りで広い面なのでちょっとグラデが大変ですが、キマると発色の良さも手伝って柔らかい感じが出ますね。
ミリQが1/20なのは筆塗りでも十分に楽しめるミニチュアのサイズだからということもあります。服やレギンスのシワもスケールモデル的な塗りが映えるように意識して造りましたので、そういう方向でも是非楽しんで欲しいですっ(^^)
イエローサブマリン秋葉原店にて、このミリタリーQ’tysシリーズを含む『ミス・ミニマムファクトリー・コンテスト』の開催が決定! 現在作品を受付け中ですっ 審査員には山下しゅんや先生やMAX渡辺さんもっ! 皆さん奮ってご参加くださいましっ。
『1/32ミナミ編集員』 フィギュアWF2015冬にて発売ですヽ(`▽´)/
スケールアヴィエーション誌の12月発売号で発表になりました、スケビの編集員・佐藤ミナミさんのフィギュアの原型を担当しました。
日曜日開催のワンダーフェスティバル2015冬・モデルカステンブースにて販売されます。
スケビの記事にあったように、まぁホロ酔いで受けたお話しではあったのですが(笑) 衣装をちゃんと着た資料写真も送っていただいたので心を入れ替えて造らせてもらいました(^^ゞ 当初は彼女が「SAコン」のPRのために作った1/32の複葉機に添えるフィギュアをということだったのですが、私自身、今年フィギュアのプライベートブランドの立ち上げを考えておりまして、ちょうど発売アイテムの一つに良いなと思っていたのですが、
納品に行ったら思いのほか気に入っていただいてモデルカステンブランドで発売という話になり、後日原型を郵送したという急展開でございました(;´∀`)
今日は本邦初公開のメイキング画像などもご紹介 (っていつもと同じですが(^^ゞ )
例によってスカルピーによるソロ式(タペストリー法)で前半身をザッと造形。
焼結して後ろ半分を削り出して立像完成。
そして別作のヘッドをつけて
エポパテ、溶きパテでディテールを追加して完成
それで塗装と。
複葉機のパイロットなんですけどガチで当時の女流パイロットということでなく、ちょっとスチームパンクっぽい雰囲気も入れ-のなチョイセクシーな感じでまとめましたんで同スケールの自動車模型や、SFモデルなんかに添えても面白いかなと思いますです。 本人過ぎて応用しづらいなんてお話しも聞きますが(笑) そこはあなた次第っ!(;´∀`)
あ、ひとつだけ。1/35としての使用はちょっと難しいです。 というのもご本人をご存知の方はお分かりだと思いますが、彼女、元はガチのバレーボール選手で、さもありなんという長身なんですね。 飛行機との対比もありましたので今回1/32リアルスケールで造らせていただきましたので、同じモデルカステンの1/35JKシリーズフィギュアよりはるかにデカいのでビックリしないように(笑)
ワンフェスに行かれる方、モデルカステンブースにでミナミ嬢が手渡しで販売するそうなのでよろしくお願いしますっ
まぁその後通販もされるとかも聞いてますが(^^ゞ
1/35 女子高生『さやか先輩』
アーマーモデリング2014年11月号のプラ美コーナーに、拙作のモデルカステン・1/35レジンフィギュア「さやか先輩」のペイントワークが紹介されてます。記事は「まぁ こういう変態もいます(笑)」的な簡単な紹介でもありましたので改めてご紹介します。
記事にも書きましたけど今回はキットの造型には全く手を加えず塗装のみで楽しんでみました。
今回は試しにピンク立ち上げで塗ってみましたが、肌は結局隠蔽力の強いファレホで塗りつぶしちゃうんで、このサイズだとあんまり意味なかったですね。
いつものように瞳は油彩で描いて、肌はファレホ、服はアクリラガッシュです。
実は日本女性のフィギュアを塗るのってこれが初めてだったんですよね。いつもの白人の肌の色ばっかり塗ってますが、健康的な女子高生って感じにちょっと色味を変えてみました。どうでしょうかねぇ。
実は今回面白かったのは白いセーラー服の陰影なんですよん。 こうやって正面からのライトでもちゃんと陰影が残ってることでお分かりかと思いますが、この白服の陰影は全部塗りで表現してあるんですよ。白のグラデーションはシェップ御大も名著「How To Build Dioramas」の中でもっとも難しいとしていた塗装です。 まぁまぁ自然に塗れたので、ちと嬉しい(^^ゞ
御大はその名著に、このようなミニチュアフィギュアの変態的な描き込み(笑)についてもこのように書かれてます。
「細部がどうなっているのかは知識的な情報であって、見えないような細部ディテールは正しい視覚情報ではない。それを省略して見えるままを描いて細部を想像させる表現の方がよりリアルだというのはレンブラントの絵にも見られるように絵画で確立された表現である...」と。
要するに細部ディテールの再現は適切な距離で見た時に全体として自然に表現できないならむしろやるべきでないということなんですよね。確かに無理に細部を描き込んでしまって、あるいはディテールを追加してしまって違和感を出すよりはやらない方が無難ですし、リアルに見えるでしょう。また1/35でここまでやる方が無粋であるのかもしれませけど、無粋なほどイカれた模型に萌えるっていうのはモデラーの性でしょうか(^^ゞ
最後にこのJKフィギュアシリーズについて。記事にも書きましたが、このシリーズのフィギュアは1/35にも関わらず、陰影や表情なども彫刻で全て表現してやろうという意欲で造形されていて、造形の彫刻が深く、可愛くできてるので、墨入れよろしく塗料を流すだけでも簡単にリアルで可愛い女子高生が塗れます。最近タミヤの全身スキャン造形から開発したフィギュアが話題になってますが、逆に言えば実際の1:1のスキャンデータそのままでは1/35で起伏が全く表現できずに、のっぺら坊になってしまうと思いますね。勿論それに描き込みを加えればミクロで言えばよりリアルにできるとは思います。しかしそれは白い紙にリアルな顔を描けと言われるがごときもので、それをものにするには相応のスキルが必要になります。誰でもが簡単にリアルで活き活きとした表情を得られるフィギュアというのは手造形であろうが、デジタル造形であろうが、それ相応に工夫された造形でなければならないということなんだと思いますね。このフィギュアの原型を担当されてる辻村さんはご自身も凄腕のフィギュアペインターなので、その辺りのツボを心得た造型になっているのだと思います。
そもそもモデラーは服の皺などの起伏がより深くディフォルメされてるフィギュアを「モールドがハッキリとしていて塗りやすい」と賞賛し、そのディフォルメモールドが作る陰影すら弱いとして塗装で陰影を足して立体感を増してるんです。 スキャンデータを使うことでリアルになることは間違いないですが、インジェクションのミニチュアキットで、立体スキャンを出力した人形がそのままで「一般モデラーが思うリアルなフィギュア」になるとは思えないんですよねぇ。また単にリアルなだけが良いフィギュアの条件でもないとも思いますし、スケールに応じたアレンジも必要だと思います。しかしながらスキャンデータを有効活用することが、その近道であることもまた間違いないでしょう。これからのフィギュア造型はデジアナ複合技術になっていくのでしょうねぇ。
テングモデラーズ展示会告知など
つぶやきでも告知しましたけど、テングモデラーズ作品展の開催日・場所が正式に決定たしました。
第3回作品展「船モケイ」
日時:2014年12月20日土曜日開催
場所:アーツ千代田3331(東京・秋葉原)
場所は去年と同じですね。時間も多分昨年同様12:00~18:00ということになると思います。
メンバー一同力作を並べ皆様のお越しをお待ちしております!
まぁ折角なんで模型製作の近況でもと思うんですが、現在フィギュア原型の他に
別々の雑誌へ掲載予定のアイテム二つがあって平行してやってるんですけど・・・
もうなんもかんも全部お見せできないんですよねぇ(;´Д`)
テング作品は10月末くらいから始めるスケジュールなんですが、勿論公開OKですから
製作記をツイッタやブログで紹介しつつ盛り上げていきたいと思ってます。
よろしくお願いしますm(_ _)m
さて、そんなこんなでネタもないので(笑)
ニュルンベルグショー取材でボツになった写真から船アイテム模型の紹介でも。
私カニオは2009年くらいからMG誌、AM誌、SA誌、三誌のニュルンベルグショー取材を代行しています。
基本的に取材対象はインジェクションキットの新製品が対象なんですが、
個人的興味もあって鉄道模型やミニカー関係も毎回見て回ってるいます。
それで知ったのはドイツの鉄道模型っていうのはジャンルがとても広いってことなんです。
欧州の鉄道模型はHOゲージ(1/87)が主流で、日本でNゲージ(1/144~150)がそうであるように
1/87が陸海空の横断スケールになっています。
AFVモデルファンの方はロコ社など1/87でAFVアイテムが製品化されてるのはご存知だと思いますが、
ドイツの模型誌では1/87AFVはしばしば作例に登場したりでそれほど珍しいスケールではないんです。
むしろミニチュア模型の王者・鉄道模型のメインスケールですから1/87ってスケールそのものはメジャーかも知れないですね。
欧州の鉄道模型はレイアウト作りがメインなところもあるので、
周辺アイテムとして様々な模型が同スケールで模型化されているんですね。
これは鉄道車両の連絡フェリーですねぇ。こんだけのサイズの模型が、単品じゃなくてレイアウト(ジオラマ)用のアイテムとして
売られてるってのが、考えてみれば凄い(^^ゞ 日本の住宅事情では簡単には考えられないお話で。
鉄道模型にはミリタリー鉄道模型って分野もあって、 WW2の列車砲や装甲列車は勿論、戦闘機や潜水艇を載せた貨車なとも製品化されてます。
AFVと鉄模の融合ですね。
飛行機なんかもこの通り。
普通に1/87の飛行機アイテムもありますし、格納庫までキット化されていたり(^^ゞ
これはArtitec Modellsってメーカの製品なんですけど、港湾関係のアイテムを数多く出してます。
ドックとか
灯台とか
そういうアイテムをあわせるとこういうシーンも作れると
これ1/87のUボートや乗員も全てArtitec Modells社の製品です。
Artitec Modells
http://artitecshop.webshopapp.com/en/
船もいろんなの出してるんですよね。
http://artitecshop.webshopapp.com/de/schiffe/
これは漁船を改造したWW2のドイツ軍の警備艇です。雑誌の作例でも見ましたが確かモデル・デス・ヤーレス賞も獲ってるはず。
こういうダグボートとかなかなかいいですよねぇ。こういうの作るには1/87って結構良いスケールですよ。
日本は横断アイテムが1/144になっちゃうからフィギュアを合わせたりがちょっとキツイですよね。
このスタンダードの違いはちょっとうらやましいかも。
MG誌 『最後の晩餐』
今売られてるMG誌2014年9月号の
「最後の晩餐 私にとって作らずに死ねないとっておきのプラモデルの話」コーナー
第23章にワタクシ、太刀川カニオの場合が紹介されております。
「作らずに死ねない」ってくらいキットのことなのでちょっと補足など(^^ゞ
私の選んだキットは「エアフィックス1/32・1910 Bタイプバス」です。
ナゼこのキットなのか等々は記事を読んでいただくとして、まず良い箱でしょ!
これをカラーで紹介できなかったのが忍びなく(^^ゞ
インストも適当にセピアになっちゃって、未だ発色の良いデカールと好対照だったり。
キット自体も良く言えば古き良き香りがするって感じの
ビッグワンガムのおまけキットに毛が生えたようなキットですわ(笑)
フィギュアもドライバー、車掌、それに乗客3人の計5体が付属してるんですが、
むむむ という出来(^^ゞ まぁ敢えてこれを使って楽しむ方法もあるんですが、
私はやっぱり全部フルスクラッチしたいところですね。
乗客ももう少し載せたいし、なにより車掌が男だもんね!!
でもまぁとにかく盛り上がって文中にあるようにロンドンで現存車両を取材しました。
こちらロンドン王立戦争博物館所蔵の車両。
ナゼ戦争博物館に路線バス?と思われるでしょうが、
WW1の戦時中に兵員輸送車などとして使われていたためでしょうかね。
そしてもう一台はロンドン交通博物館所蔵の車両。
流石にこちらの展示の方が運用状況をよく表現してますね。
広告の感じからドライバー、車掌の蝋人形やら当時の感じを知るのに良い展示です。
どちらの車両も写真集が出来る勢いで車体の裏まで細かくディテール写真を撮ってきました。
このバスにどの程度ファンがいるのか全く不明ですが(笑) いづれどこかで写真集を発表したいですねぇ。
問題の女性車掌さん。この方はちょっとお老けになってますけど
当時の写真では可愛い子ちゃんもやってたりするんですよねぇ。